流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)
[りゅうこうせいじかせんえん]


「おたふくかぜ」は流行性耳下腺炎(りゅうこうせいじかせんえん)といいます。耳の下の耳下腺が腫れて、熱がでる急性ウイルス性伝染病です。耳下腺は唾液を分泌する臓器です。病原ウイルスはムンプスウイルスです。おたふくかぜの患者からムンプスウイルスの飛沫感染で発症します。

潜伏期は15〜21日と他のウイルス性伝染病よりも長いのが特徴です。37〜38℃台の発熱と共に両側同時に耳下腺が腫れてきます。片側が先に腫れることもありますが、1〜3日以内に両側が腫れてきます。片側だけ腫れて治ってしまうものも1/4にみられます。酸っぱいものを食べると唾液の分泌が促されて耳下腺の痛みを強くするので控えたほうが良いでしょう。約1週間で耳下腺の腫れがひいたら日常生活はokです。

合併症は、髄膜炎がまれにみられます。耳下腺の腫れが起こった後、頭痛・発熱・頻回の嘔吐がみられる場合は髄膜炎が疑われますので、小児科を受診してください。また、大人もかかることがあり、副睾丸炎、卵巣炎、膵炎が合併症として起こる場合があります。

おたふくかぜによく似た病気では、反復性耳下腺炎があります。反復性耳下腺炎は6歳未満の小児に多いと言われていて、唾液の出口に異常があって、年に数回耳下腺が腫れて痛む病気です。15歳位までに自然に治る事が多いと言われています。

その他に耳下腺が腫れて痛む病気は、ムンプスウイルス以外のウイルスや細菌による耳下腺炎があります。一般におたふくかぜは一度かかれば二度とかかることはありませんが、繰り返し腫れる場合はその他の病原体によるものも考えられますね。



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