インターフェロン


新聞などでインターフェロンという薬の名前を見たことがある方も多いのではないでしょうか?インターフェロンとはどんな薬なのでしょうか?

インターフェロンという言葉は、interfere(妨害する、相互干渉する)という英語から作られました。ウイルスが侵入している細胞に、別のウイルスが侵入すると、お互いのウイルスの増殖を抑える物質が作られる現象が見られることから、この名前がつきました。

このウイルスの増殖を抑える因子は、1954年に当時の伝染病研究所の長野・小島両博士が世界で初めて発見した物質です。その後1957年にイギリスの科学者がウイルスを干渉する因子という意味で、インターフェロンと命名しました。

インターフェロンの作用は、ウイルスの増殖を抑える作用、細胞の増殖を抑える作用、免疫を調節する作用が知られています。インターフェロンにはα、β、 γの3種類があり、すべて注射で体に投与します。注射薬一本の値段が高いのも特徴です。αインターフェロンの場合、通常使用する量で1回分が15000円位です。

ウイルス増殖を抑える作用に着目して、B型・C型ウイルス性肝炎の治療に用いられています。また、細胞の増殖を抑える作用から、白血病、多発性骨髄腫、腎臓癌、ある種の皮膚癌など、各種の癌の治療に使われています。



もどる
ホームに戻る