胃潰瘍
[いかいよう]


普通、胃の中には塩酸が分泌されていて、pH=2程度の強い酸性に保たれています。強い酸があるにも関わらず、通常は粘膜が障害されないのは、胃の粘膜は粘液で覆われているからです。

ところが、いろいろな状況下で、塩酸の分泌が多くなったり、逆に粘液の分泌が悪くなったりして、胃の粘膜が障害を受け、胃潰瘍が発生します。この酸と粘液のバランスが崩れる状況としては、各種ストレスや薬剤(解熱鎮痛剤など)があります。

最近の研究で、胃の中のヘリコバクター・ピロリ菌が胃潰瘍の発生に関与しているのがはっきりしてきました。ヘリコバクター・ピロリ菌は、活性酸素を発生させ、胃の粘膜障害を引き起こすことがわかっています。また、ヘリコバクター・ピロリ菌と胃癌の関係も言われるようになっています。今後の研究が待たれます。

ヘリコバクター・ピロリ菌の除菌療法が健康保険の適応になっています。最近のデータでは、除菌がうまくいくと、約8〜9割の人で胃潰瘍の再発が予防できることがわかってきています。かかりつけの医師と相談をしてみてください。



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