アルコール性肝障害
[あるこーるせいかんしょうがい]


よくお酒の飲み過ぎで肝臓を傷めると言いますね。晩酌をする人が肝臓を悪くした時、アルコールの飲み過ぎと考えがちですが、実際のアルコールによる肝臓障害とはどんなものなのでしょうか?

飲酒する人が肝臓を悪くした場合は、それが本当にアルコールによるものかどうかを確認する必要があります。肝機能障害がアルコールによって発生している場合は、一般に常習飲酒家(1日当たり、日本酒3合またはビール大瓶3本またはウイスキーダブルで3杯を5年以上)で、禁酒によりGOT、GPT、γ-GTP が著明に改善するのが特徴です。

常習飲酒家でなく、禁酒でも肝臓の数値があまり変わらない場合は、アルコールだけが肝機能障害の原因とは限りません。ウイルス性肝炎が隠れていたり、その他の肝臓病であったりする場合もあり、精密検査が必要です。肝臓病全般の中に占める純粋なアルコール性肝臓疾患の割合は12%程度で、ウイルス性肝炎の合併を含めると27%程度になると言われています。

アルコール性肝障害のタイプとしては、アルコール性脂肪肝・アルコール性肝線維症・アルコール性肝炎・肝硬変などがあります。アルコール性脂肪肝は若年者に多く、飲酒量は少な目です。アルコール性肝炎は重症になると生命の危険がある疾患です。

いずれにしろ、アルコールは肝臓を悪くすることはあっても良くすることはないので禁酒が基本となります。晩酌をしている方が、健康診断で肝機能の異常を指摘された場合には、アルコールだけが原因かどうか、一度医療機関を受診されることをお勧めします。



もどる
ホームに戻る